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コーヒーエキスやコーヒーペーストのおいしさの決めては、味と香り。ハニー珈琲が小ロット生産にこだわるのは、味のおいしさと豊かな香りをきめ細かく追求するためです。大規模な製造機器での抽出は、大規模な仕込みになるため細かな調整がしづらく、高圧力での抽出となるため味に雑味や苦みが出てきます。ハニー珈琲の小ロット生産なら、豆の配合や量、圧力や温度の微調整などを現場の作業時にきめ細かく、丁寧に対応が可能。また、原料が入荷すればわずか1日でのスピード製造。外の空気にふれないインラインシステムで短時間に製品化できるので、酸化を極力防いで、鮮度の高い製品をお届けすることができます。ハニー珈琲の製品は、味・コク・香りのバランスがとれて、飲みやすい、加工品としてアレンジしやすいと、お客さまから高い評価を得ています。
ハニー珈琲では、ひとつの豆からコーヒーエキス、コーヒーフレーバー、コーヒーオイル、コーヒーペーストの4種類の加工製品を3種類の抽出機器で製造します。ハニー珈琲の加工製品は、飲料や食品の最終商品に加工しやすいようエキスはもちろん、フレーバーも液状に仕上げて主製品になめらかに溶けて馴染みやすく、加工しやすくなっています。コーヒーフレーバーやコーヒーオイルは、飲料・製菓メーカーなどで、さらに2次加工され新たな付加価値を生み出すエッセンスとして利用されています。また、エキスやペーストは、中小の乳業メーカーや食品・製菓メーカーなどでコーヒーの味付けや香り付けに使用され、主製品との馴染みやすさに定評があります。
ニーズや最終商品に合わせた食品・飲料素材として、大手メーカーから中小メーカーや個人店舗まで幅広くご利用いただいております。
小ロット生産の強みを活かし、ハニー珈琲の製品は全てオーダーメイドです。「Lake Biwa Factory」のラボでは、ハニー珈琲のスタッフとお客さまとが一緒になってコーヒーや紅茶などの原料開発に共同で取り組むことができます。味や香りなどお客さまが求める原料をその場で試作し、微調整を行いながらイメージにマッチしたオリジナル原料を作ります。お客さまとの共同開発により、ご満足いただける原料づくりを行い、自社オリジナルとして愛着の持てる商品開発のお手伝いをいたします。
濃度(ブリックス)、Ph、沈殿量、比重、味覚に関する検査を出荷までの工程内で4回行います。
検査タイミングは、(1) 抽出後 (2) 調合後 (3) 充てん前 (4) 充てん後の4回でそれぞれ別の担当者が検査します。徹底した品質管理を行い製造規格にあった製品の安定供給に努めます。
(1) 濃度検査:お客さまの要望に応じた濃度(ブリックス)で生産。抽出後や調合後も変わらない濃度管理を行います。
(2) Ph検査:鮮度の高い製品をお届けするためにPh管理の徹底を図ります。Ph±0.3までの数値にとどめるよう酸化させない生産体制を整え、品質管理に努めます。
(3) 沈殿量検査:遠心分離機で液と澱(おり)を分けて確認します。
(4) 比重検査:お客さまの要望に応じて濃度と比重の比例を確認します。水分とコーヒーのバランスのいい配合を確認します。
(5) 味覚検査:前回生産したときの標準品と味の差がないかを確認します。
ハニーオリジナルのオイル機、連続式カラム濃縮機、減圧濃縮アロマ機など独自の装置を完備。お客さまが求める用途や容量、コストにあわせて最適の装置を選んで抽出いたします。
コーヒーオイル、コーヒーフレーバーなど1台で2種類の加工品を製造します。この装置で抽出したフレーバーは、一番深く芳醇な香りです。コーヒー豆はどんな種類も抽出できるので、例えばブラジル産のコーヒー豆だけで抽出する産地限定のハニーオリジナルのオイル製造なども可能です。
7台連続のカラム抽出装置は、最大約30倍まで濃度調整ができ、高品質な本格コーヒーエキスと天然コーヒーフレーバーの抽出が可能です。この装置で抽出されるフレーバーは、コーヒーをたてるときの香りです。
6,000ℓ、5,000ℓ、3,000ℓ、2,000ℓの4種類のタンクを合計12台設置。抽出したエキスを待機時間なしで、タンクに1日寝かせることが可能になりました。タンク数の増強で大幅に作業効率がアップしました。
遠心分離機で液体中の沈殿物を取り除き、再び調合タンクにもどして殺菌プレートへ。製品の規格に合った温度をかけて殺菌し、スチームで設備を滅菌します。フィルターや強力マグネットで異物の混入を防ぎます。
FSSC22000の取り組みで充てんを改良。エアークリーニングされた陽圧室の無菌充てんで加工製品を衛生的にパッキングします。
出荷前の製品に異常はないか?製造工程に異常はないか?など入念な点検を行います。
点検後は、お客さまのもとに製品を出荷します。搬入搬出口は3重扉にして、工場内に外からの埃や雑菌の侵入を防ぎ、出荷時も厳重な衛生管理のもと出荷作業を行います。
抽出に使用する水は、比叡山の伏流水である地下水を汲み上げ、3回ろ過を行い塩素殺菌した水を純水機でピュアウォーターに精製します。純度、残留塩素濃度、硬度などの数値がパネル表示され、基準値をオーバーするとアラーム作動で作業員に知らせます。
ボイラー室には最新のガスボイラーを3台導入し安定供給できる体制を整えました。ボイラーの監視システムで24時間安全を確保しています。
抽出したエキスなどを冷却する機器です。冷却水を流した複数枚のプレートの間や冷却タンクの周りを循環させて抽出液を冷やします。
工場の敷地内に冷蔵庫・冷凍庫室を設置。原料の受注や製品出荷は自社の製造のタイミングに合わせることができ効率化が図れます。
工場裏に地下水を汲み上げ、ろ過した水を貯めています。タンクの蓋は施錠され、外部からの侵入を防ぎます。