One for all, All for one.その一歩が、こころ豊かな未来へと繋がる。
ラグビーの精神性を伝える言葉。
「一人はみんなのために。みんなは一つの目的のために」
世界が抱える環境・差別・貧困・人権問題など。世界の皆で知恵を出し合い、2030年までに解決していこうという計画・目標、それがSDGs。よりよい世界をつくるために、世界共通の17の目標が掲げられています。
いのち輝く地球環境を守りながら、誰ひとり取り残すことなく、こころ豊かで、健全な暮らしを営み、次代に引き継ぐために。生活に欠かせない食の作り手として、私たちは何ができるか…。【0ne for all,All for one】を合言葉に、「水を無駄に使わない」「不要な電気を消す」そんな身近なことから、スタートしました。
原料の調達から生産、販売、消費、再生エネルギーまでのバリューチェーン全体を細部にわたって再検討。
ひとと環境のサスティナブルなベストバランスの構築を目指し、取り組むべき課題を整理。
「いま私たちにできること」を問い続け、ひとつの目的、ゴールに向かって、全員がそれぞれの役割を果たしながら、一歩ずつ歩いています。
その一歩が、こころ豊かな未来へ繋がることを信じて。
一粒のコーヒー豆から。いのちを支える。
私たちのメイン商品の原材料であるコーヒー豆は、遥かアフリカ、南米から運ばれてきます。この際、レインフォレスト・アライアンスに基づき、適正価格で継続的に購入することで、生産者の生活向上を支援し、栽培地の環境保全にも寄与しています。
一方、その姿勢は、社内の働く環境の整備、健康管理でも同じです。いきいきと働く環境があってこそ、社会で愛される商品を生み出すと、確信しています。
また、地域コミュニティとも連携し、フードバンクへの協力を継続。スポーツを楽しむ子ども達への商品提供、産学連携で学びの場を広げるなど、ひと・いのちの触れ合いを通して、ともに成長したいと願っています。
ひと滴の水から。環境を守り育む。
私たちの生産拠点は、琵琶湖のほとりに佇む「LAKE BIWA FACTORY」。比叡山の伏流水という自然の恵みを、適正にろ過・殺菌し、効率的に使用しています。さらにこの水は、災害時には近隣住民の皆様へ、飲料水として提供しています。
清らかな水、雄大な山並み、この豊かな自然環境を次代に受け継ぐために、私たちは、周辺環境に配慮した生産ラインを再構築。コーヒーを抽出した後の残留物は、活性炭作用による高い消臭効果が認められることから、放牧牛のふん尿処理に使用。廃棄処理することなく、土壌改良剤として活用した後は、そのまま堆肥となって土に還すことで、循環型の環境保全システムを推進しています。
また、商品の梱包にはリサイクルできるもの、もしくは、リサイクルされたものを使用することで、CO2削減を目指し、環境負荷を低減することに努めています。
ひとりの汗から。次代の技術革新へ。
「なければつくればいい」私たちの歩みは、コーヒーエキス製造のカラム抽出機を、自らの手で設計したことから始まりました。日本のコーヒーエキスのパイオニアとして、お客様のニーズに合わせた様々な商品を作り出してきました。国内にとどまらず、世界の嗜好、宗教に合わせた商品開発にも着手。あらゆる国の人々が、一杯のコーヒーを味わう時間が穏やかであることを願い、安心安全な商品づくりに邁進しています。
また、製造過程で出た残留物は、堆肥としてリサイクルされるだけではありません。
コーヒー豆の美味しさを最大限に引き出す特殊カットにより、通常より粒が大きな為、粒内部の多孔性構造が、活発に稼働。脱臭・浄化・調湿・断熱作用に優れた新しいマテリアルとして、注目されています。私たちは、これらの効果を最大限に活かす新商品の開発に着手。さらに、ガスや石炭に代わる再生エネルギーを創り出す研究も進めています。
最新テクノロジーで、次代の暮らしを、地球に優しい、より良いものに変えていく。
ひたむきな情熱は、あの日と同じです。